エンタメ情報!
映画『おーい、応為』長澤まさみ、永瀬正敏、髙橋海人、大谷亮平、大森立嗣監督 登壇!<完成披露上映会舞台挨拶 レポート&フォト>
北斎の娘であり、もう一人の天才絵師、
葛飾応為の波乱万丈の人生が今明かされる!
映画『おーい、応為』
長澤まさみ、永瀬正敏、髙橋海人、
大谷亮平、大森立嗣監督 登壇!
<完成披露上映会舞台挨拶 レポート&フォト>
主演・長澤まさみ共演に永瀬正敏、髙橋海人を迎え、大森立嗣が監督を務めた映画『おーい、応為』が10月17日(金)より東京テアトル・ヨアケ共同配給にて全国公開いたします。
江戸時代、破天荒な絵師・葛飾北斎と、彼の娘であり弟子でもあった葛飾応為。「父をも凌ぐ」と言われた画才を持ち、北斎の右腕として、そして数少ない女性の絵師として、人生を描きぬいた応為。茶も入れられず、針仕事もできないが、親ゆずりの豪胆さで、男社会を駆け抜けていった先駆的な女性アーティスト・葛飾応為とは。自分の心に正直に、そして自由に生きようとした彼女が、最後にたどり着いた幸せとは——。
監督・脚本を手がけるのは、『日日是好日』『星の子』などで人間の奥行きを繊細に描いてきた大森立嗣。長澤まさみが、『MOTHER マザー』(’20)以来となる大森監督との再タッグで、初の時代劇に主演、ヒロイン・葛飾応為を熱演。応為の父・北斎を永瀬正敏、応為の友人で北斎の門下生・善次郎(渓斎英泉)をKing & Princeの髙橋海人、北斎の弟子の絵師・初五郎(魚屋北渓)を大谷亮平が演じています。
9月21日(日)に完成披露先行上映会として、長澤まさみ、永瀬正敏、髙橋海人、大谷亮平ら豪華キャストと大森立嗣監督が登壇し、本作への感想や撮影エピソードについて語る舞台挨拶を実施いたしました。
*************************************
<イベントレポート&フォト>
ーーーーーQ初めに挨拶をお願いします。
長澤まさみ『応為を演じていたあの時をすごく良い思い出として私の人生にも焼きついています。今日は応為っぽく着物を着てきました。皆さんと少しでも楽しい時間にしていければと思います』
髙橋海人『撮影自体が2年前くらいで、撮影が京都だったので東京で皆さんとお会いすると身が引き締まります。緊張します。出番前に監督にボケてねって言われて不安ですが楽しみたいと思います』
大谷亮平『先に映画を拝見しましたが、とても素敵な作品でした。皆さんも今日楽しんでいってください』
永瀬正敏『やっと観ていただけます、今日は楽しんでください』
大森立嗣監督『2年前に撮影が始まり、初めて時代劇を作ったのですが、あまり気を負うこともなくチャンバラがあるわけでもないので、俳優たちを素直に見つめようとして撮影をしてきました。やっと皆さんにみせる事ができて緊張してますが、前向きな映画になってますので楽しんでほしいと思います』
ーーーーーQ長澤さん、監督に質問です。ついに完成披露ですがお気持ちはいかがでしょうか?
長澤まさみ『一昨年の秋に撮影したんですけれど、あっという間に時は流れて、皆さんの元に届いてしまったと思うと…愛着があった分今回は寂しいなと思った部分があり、そのような気持ちにさせてくれる作品になったのが嬉しいです。親子の日常を覗き見しているような映画となっていますので世界観に没入してくれたらいいなと思ってます』
大森立嗣監督『さっき話してしまったのですが、俳優さんを信じて、カメラを置いて、皆さんの息づかいを撮っていこうと現場を進めていました』
ーーーーーQ長澤さんに質問です。応為の生き様に関して共感したことは?
長澤まさみ『江戸という時代を自由に生きていた姿が、この時代でも自分の思うままに生きれると思ったら、今の女性像と通じるものがあるのではないか、現代的な女性の印象です。この応為を演じる上で私自身も自分のやりたい事に向かっていく心意気を学びました』
ーーーーー200年前だと信じられないくらい肝が座っている自由な女性ですよね?
長澤まさみ『自分がやりたいことを明確に持っている感覚がある事だけでもすごい事、その時代のしきたりや風習はピンと来ることがないかもわからないけど、そこで生きてる人の姿を見ることで何か通じるものがあるのではないかと感じてもらいたい、楽しんでもらえればと思います』
ーーーーー監督は解禁された時に”この映画の長澤まさみは最高かもしれない!”
とコメントをしておりましたが、映画を撮っていて感じる事はありましたか?
大森立嗣監督『長澤さんに合っていると感じていて、そのまま応為という役に長澤さんが乗っかってくれた気がしました。応為という役を通して長澤さんの生き様が、演技から勝手に見えてくる、この人を肯定することで映画が生きてくる、北斎と一緒にいるということで2人を見て行くことで私達は生きやすくなるのではないかと感じたので”最高なのかもしれない”と思いました』
ーーーーーQ永瀬さんに質問です。葛飾北斎を演じられてどんな人物と捉えて演じましたか?
永瀬正敏『葛飾北斎は自分で画狂老人とつけていたので、どちらかというとそちらを比重する作品が多かったのではないかと思います。大森監督がやりたいのは人間北斎を見せたいのではないか。人として親子としてどう生きたのかを見せたいのではないかと思いました』
ーーーーーQ髙橋さんへ質問です。念願の時代劇のオファーを受けたとき、演じられていかがでしたか?
髙橋海人『現代じゃない作品に出ることが夢でした。時代背景が昔の作品が、自分も絵が好きでやってきて、北斎も知っていましたし、絵にゆかりのある方の作品に出られることが嬉しかったです。経験豊富な方がたくさんいたのでその瞬間心が折れる、こわいな、大丈夫かと思ったのですが、お芝居は助け合いと言いますが、僕は戦、戦いに出る気持ちでした。その中で自分の中で楽しく戦うことはできたのではないかと思います』
ーーーーーQ長澤さんと共演で得たものはありましたか?
髙橋海人『応為という人間の奥に長澤さんが持っている力強さや色気などがにじみ出ており、お芝居とは”誰かを憑依、演じる、自分を捨てて演じる”と思っていたのですが、その奥に生きてきた本人の人生だったりが見えた時が一番素晴らしい瞬間なのかなと思いました』
ーーーーーQ永瀬さんは長澤さんと共演で受けた影響はありましたか?
永瀬正敏『最初のシーンの一言で決まった気がして、自分が考えていた北斎より高いレベルに上げてもらいました。確実に長澤さんのおかげです』
長澤まさみ『現場でそれぞれがそれぞれの役に対して力強く注がれていたからこそ、キャラクターがいきてくる、共同作業としてあるものだと思って皆で映画をつくっていくと日々感じられました』
ーーーーーQ大谷さんへ質問です。現場では何が印象的に残ってますか?
大谷亮平『真っ暗なシーンがあったのですが、沼に落ちたんですよね(笑)そこで心が折れました。提灯一つの明かりでやってましたが、沼に落ちました。裏で大変でした。本当にこの作品の中では応為が珍しい表情をしているので隣で見れたのが役得でした』
キャストの方々も大谷が沼に落ちた事を誰も知らず、驚いたとのこと。
ーーーーーQ絵師たちのお話ですが、吹き替えなしで絵を描くシーンを撮っていましたがどうでしたか?
長澤まさみ『筆の持ち方など練習しましたね』
永瀬正敏『ひたすら必死についていこうと練習してました』
髙橋海人『筆を立てるんですよね』
長澤まさみ『筆を立てて習字を書くような書き方ではなくて初めての持ち方でした』
髙橋海人『撮影が終わったら、練習する小屋で3人で一言も話さず絵を描き続けてました』
長澤まさみ『本当に北斎の絵を見ると線の細さにびっくりで、3人で実物をみたときにどうしようと話してました』
ーーーーー髙橋さん、元々は絵を描くシーンはなかったのですが絵を描くシーンが追加されたんですよね?
大森立嗣監督『上手いのでせっかくならワンカット内で描いてもらっちゃおうかな?と思いまして!』
髙橋海人『筆に触れる、絵を描くという経験をするだけで少しでも英泉をわかった気がして、役作りの上で一つ一つ大事でした。僕は一個のことしかできないので、すごい練習をしました。』
ーーーーーQ今回は応為が主人公ではありますが、親子関係、師弟関係とも違う強い絆を描かれてましたが監督が2人の空気感などを感じたことはありますか?
大森立嗣監督『長澤さんがインタビューか何かで話していた”幸せには色んな形があって、2人の幸せの在り方がある〜”と書いてくれて凄くいいな思いました。北斎と応為は自分達の感じる事がすごく大事にして生きていると感じ、2人は社会とは変わり者に見られるけれど、2人を見てると元気をもらえる、それが撮影をしている中で感じていたし、北斎が人間味が思っているより強めでした。勝手に化学反応が起きていたのではないかと思います』
ーーーーーQ皆さんに質問です。ご自身がまだまだ極めたいことは?
長澤まさみ『休日の過ごし方。緩急をもって自分でコントロールできたらいいなと思います』
永瀬正敏『猫がいるので、行動の気持ちを極めたいです』
髙橋海人『長生きしたいので、毎日日課でお風呂の湯船で危なくない程度に潜水してます。肺活量から鍛えて老後に強くなりたいです』
大谷亮平『基本的に朝に納豆を食べていました。何をいれるのか、何回混ぜるのかで味が変わるので、納豆の食べ方を極めていきたいです』
※今は長ネギ、じゃこ、いい出汁醤油で150回混ぜるのがオススメとのことでした。
大森立嗣監督『梅干しを漬けました。季節を感じることをやっていきたいと思います』
最後に監督から『この映画を作って、素直に楽しめて、この人たちを見つめていると運が上がりそうな気がして皆さんのお守りになる映画になるのではないかと、観終わったら心の奥にしまって大切になものになってくれたらと思います』
長澤からは『日常の中で絵師たちの心意気を感じながら進んでいく物語を楽しんでください。今日はありがとうございました』と舞台挨拶を締めくくりました。
*******************************************
【ストーリー】
北斎の娘、お栄はある絵師のもとに嫁ぐが、かっこうばかりの夫の絵を見下したことで離縁となり、父のもとへと出戻る。父娘にして師弟。描きかけの絵が散乱したボロボロの長屋で始まった二人暮らしだが、やがて父親譲りの才能を発揮していくお栄は、北斎から「葛飾応為」(いつも「おーい!」と呼ばれることから)という名を授かり、一人の浮世絵師として時代を駆け抜けていく。美人画で名を馳せる絵師であり、お栄のよき理解者でもある善次郎との友情や、兄弟子の初五郎への淡い恋心、そして愛犬のさくらとの日常…。嫁ぎ先を飛び出してから二十余年。北斎と応為の父娘は、長屋の火事と押し寄せる飢饉をきっかけに、北斎が描き続ける境地“富士”へと向かうが…。
監督・脚本:大森立嗣
キャスト:長澤まさみ 髙橋海人 大谷亮平 篠井英介 奥野瑛太 寺島しのぶ 永瀬正敏
原作:飯島虚心 『葛飾北斎伝』(岩波文庫刊) 杉浦日向子 『百日紅』(筑摩書房刊)より「木瓜」「野分」
配給:東京テアトル、ヨアケ
©︎2025「おーい、応為」製作委員会
公式サイト:https://oioui.com
映画SNS:[X] https://x.com/oioui_movie
映画SNS:[Instagram] https://www.instagram.com/oioui.movie
10月17日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー!!