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第38回東京国際映画祭 【センターピース作品】 『TOKYOタクシー』舞台挨拶に 山田洋次監督、倍賞千恵子、木村拓哉登壇!
第38回東京国際映画祭
【センターピース作品】 『TOKYOタクシー』舞台挨拶に
巨匠山田洋次監督、倍賞千恵子、木村拓哉登壇!
<イベントレポート&フォト>
©2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
©2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
10月27日(月)~11月5日(水)に開催いたします第38回東京国際映画祭のセンターピース作品が決定!(センターピース作品とはオープニング作品、クロージング作品と並ぶ目玉作品として映画祭の中盤を盛り上げる大作であり、特別な存在感と大きな話題を象徴する作品となります)
そして、今年のセンターピース作品は、巨匠山田洋次監督の最新作『TOKYOタクシー』(2025年11月21日公開)となります。本作は、終活に向かうマダムとタクシー運転手の一日の出会いを通し、人生の喜びを謳い上げる感動のヒューマンドラマです。
タクシー運転手・宇佐美浩二(木村拓哉)は、ある日85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を乗せます。東京・柴又から葉山の高齢者施設へと向かう道中、すみれが「東京の見納めに寄りたい場所がある」と願い出たことから、二人で彼女の思い出の地を巡ることに。会話を交わし打ち解けていく中、やがて彼女の壮絶な過去が明らかに。たった一日の旅が二人の人生に想像もしなかった“奇跡”をもたらしていきます。
監督は、時代の移り変わりとそこに生きる人々を見つめ続けてきた巨匠・山田洋次。これが91本目の監督作となり、松竹創業130周年記念作品として製作されました。出演は山田作品に欠かせない倍賞千恵子、そして『武士の一分』(2006)以来19年ぶりの山田組参加となる木村拓哉。さらに蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、韓国の俳優イ・ジュニョンらが脇を固めています。
大都市・東京を舞台に、人生の哀歓と希望を温かに描き出す本作は、映画祭の中核を担うセンターピースにふさわしい一本となっています。
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<イベントレポート>
第38回東京国際映画祭のセンターピース作品の『TOKYOタクシー』の舞台挨拶が、2025年10月29日ヒューリックホール東京にて開催され、会場を埋め尽くした観客の温かい拍手の中、巨匠山田洋次監督、倍賞千恵子、木村拓哉が登壇した。
最初の挨拶で倍賞千恵子は「84歳の倍賞千恵子です」とお茶目に挨拶した後、「今日はたくさんの方に観ていただいて、嬉しく思っていますし、どきどきしています」と語った。木村拓哉は「第38回東京国際映画祭のセンターピース作品に『TOKYOタクシー』を選んでくれてありがとうございます。本日はこんなにたくさんの方に受け取っていただきとても嬉しいです」感謝を述べた。山田洋次監督は「昨年の秋から撮影を初めて1年たって完成しお披露目の場を得て感慨無量です」と述べた。
国際映画祭ということで国内外への方へ観ていただくことに関して倍賞は「自分の出演した作品が通訳を交えて舞台で挨拶をするということが初めてなので、戸惑いますが、嬉しいです。俳優、スタッフとみんなで一生懸命に一つの山『TOKYOタクシー』という映画に登ったと思っています。私にとって忘れられない作品となりました」としみじみ語った。木村は「今は家庭にいても、スイッチをいれたらすぐに観れるようなコンテンツがたくさんありますけれど、映画のスクリーンや特別な音響で観るという特別感が僕にとってはスペシャルな状況なので、その状況で作品を受け取ってもらえることが1番嬉しいと思っています。今日はいろいろな国の方がどういう価値感や恋愛感で観てくださったのか興味がわきます」と目を輝かせた。監督は「やはり映画は劇場で大勢の映画を愛する人達とスクリーンで観るのがいいと実感しています。映画は大きなスクリーンで上映されることを想定して作っている。撮影しながらも僕もいつも自分に言い聞かせながら作ってきました。今回は素晴らしい上映会だと思って嬉しく思っています」と会場を見渡した。
第38回東京国際映画祭特別功労賞受賞の監督にチェアマン安藤氏よりトロフィーの授与式
監督は「長生きして、沢山撮影していたからこの賞がいただけたんだと思っております。私が映画の世界に70年前に助監督として入ったころはいい黄金時代で、まだTVも普及していないころで、アジアでもまだ映画がそんなに作くられていなかったんです。映画は娯楽の王者でした。ですが最近は厳しい時代です。だからこそ、こういう映画祭が開催されて映画の素晴らしさを世界中で考え、称える、そんな実りのある映画祭に今後も期待しております。ありがとうございました」と心から伝えた。
第38回東京国際映画祭特別功労賞受賞の監督に倍賞からの花束の授与・木村と抱擁
監督の言葉を聞いた倍賞は「熱い思いがひしひしと伝わりました。その元でまた一緒に撮影ができて本当光栄でした。今後も美味しい物を食べて、健康を考えながら作品を作り続けてください。おめでとうございます」と称えた。幼少期に柴又に住んで木村は「当時”男はつらいよ”を撮影しているところを見たことがあり、その事を監督に伝えたら、驚いていました。そして今回は時代劇ではなくて、現代劇で参加することになり、柴又帝釈天から倍賞さんが演じるすみれをタクシーに乗せることだったので、またあの街が山田監督が作品を撮影することで、現場全体の空気感がもう一度脈を生み出したのを感じました。そして監督が、今回功労賞を受賞しましたが、まだ現役でいろいろな題材に挑戦していて、今回もフランス映画「パリタクシー」を東京版にしたいという発想からスタートしたという話を聞きました。現役であるからこそいただけた賞なのだと思います。こういう先輩がいるとやる気が出ます。この映画を観終えた時に山田監督やそのスタッフが作ったからこそだと思っていただきたいし、生きていく力や現役でいられる力をみなさんにも持っていただけるのではないかと思います」と力説すると。 監督は「木村君ありがとう」と改めて礼を述べた。
最後に監督より「東京映画祭が今後も充実して、皆様にこれからも沢山参加していただきたいそんな素敵なフェスティバルになるように、心から願っています」と挨拶し締めくくった。
映画 『TOKYOタクシー』は台湾、香港、シンガポールでも公開が決定した。そんな作品をぜひお見逃しなく!!
©2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
『TOKYOタクシー』
【ストーリー】
毎日休みなく働いているタクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)。娘の入学金や車検代、家の更新料など次々にのしかかる現実に、頭を悩ませていた。そんなある日、浩二のもとに85歳のマダム・高野すみれ(倍賞千恵子)を東京・柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送るという依頼が舞い込む。最初は互いに無愛想だった二人だが、次第に心を許し始めたすみれは「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがあるの」と浩二に寄り道を依頼する。東京のさまざまな場所を巡りながら、すみれは自らの壮絶な過去を語り始める。たった1日の旅が、やがて二人の心を、そして人生を大きく動かしていくことになる―
【作品概要】
タイトル:「TOKYOタクシー」
出演:倍賞千恵子 木村拓哉
蒼井優 迫田孝也 優香 中島瑠菜
神野三鈴 イ・ジュニョン マキタスポーツ 北山雅康 木村優来
小林稔侍 笹野高史
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 朝原雄三
原作:映画「パリタクシー」(監督 クリスチャン・カリオン)
配給:松竹
©2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
公式サイト https://movies.shochiku.co.jp/tokyotaxi-movie/
公式X https://x.com/tokyotaxi_movie
11月21日(金)全国公開!!
<第38回東京国際映画祭 開催概要>
■開催期間:2025年10月27日(月)~11月5日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
■公式サイト:https://2025.tiff-jp.net/ja/
<TIFFCOM2025開催概要>
■開催期間:2025年10月29日(水)~10月31日(金)
■公式サイト:https://tiffcom.jp/








