エンタメ情報!
『創造営2021』から誕生した11人組グローバルボーイズグループ「INTO1」(イントゥーワン)が東京・GARDEN新木場FACTORYでミニライブイベント『FANMEETING』を開催!
中国の人気オーディション番組『創造営2021』から誕生した11人組グローバルボーイズグループ「INTO1」(イントゥーワン)が、今年4月末での解散を前に、グループとして初来日。4月7日に東京・GARDEN新木場FACTORYでミニライブイベント『FANMEETING』を昼夜2回開催した。中国版『PRODUCE 101』の『創造営2021』発のINTO1は、劉宇(リュウ・ユ)、賛多(サンタ)、力丸(リキマル)、米卡(ミカ)、高卿塵(ナイン)、林墨(リン・モ)、伯遠(ボー・ユエン)、張嘉元(ジャン・ジャーユエン)、尹浩宇(パトリック)、周柯宇(ジョウ・クユ)、劉彰(リュウ・ジャン)からなる11人組で、中国人6人、日本人3人、タイ人2人で構成。デビュー時に活動期間が2年間と定められており、今年4月末の解散が予定されている。番組は世界中に配信され、総再生回数は50億回を突破し、中華圏を始めアジアで莫大な人気を博した。もちろん日本でも大きな話題を呼んでいたため、解散を目の前にしてやっと実現した今回の来日は、日本のINsider(ファンの呼称)にとって特別な日となった。ライブ会場にずらっと並ぶ50以上のフラワースタンドからはINsiderがどれだけこの日を待ち望んでいたかを容易に伺うことができる。
そしてついに日本で最初のパフォーマンスとなる昼公演がスタート。客電が落ち、スクリーンに映し出されたのは、デビューメンバー決定の瞬間からこれまでのミュージックビデオやライブの様子を納めたINTO1の軌跡を辿った映像だ。カウントダウンがなされ、ピンクを基調とした衣装に身を包んだINTO1が登場すると、会場からは黄色い歓声が沸いた。「更酷的世界」でスタートすると重低音に合わせたパワフルなコレオで力強さを見せつけ、会場のボルテージをさらに引き上げる。そして「創造営2021」のテーマソングである「Chuang to-gether,go!」のイントロが流れると、会場からは割れんばかりの歓声が沸き起こる。曲の途中では、メンバーが舞台最前のギリギリまで駆け寄るシーンも。日本のINsiderとの初めての出会いの喜びを分かち合った。自己紹介では、メンバー全員が日本語でトーク。日本人メンバーである、賛多が「ただいまー!!!!」と叫ぶと、客席からは「おかえりー!」とINTO1の来日を歓迎した。たどたどしくも一生懸命に日本語でINsiderへの愛を伝えるメンバーに会場は温かい空気に包まれた。そのまま、劉宇をMCに日本に戻ってきた感想や、初めての日本についてトークを展開し、メンバーの仲睦まじく、可愛いらしい姿にパフォーマンスとのギャップで会場は酔いしれた。青空に桜が舞い散る映像をバックに、披露されたのは、ロックテイストで疾走感溢れる「天生就要飞」だ。爽やかながらも力強さを感じる楽曲に合わせて、ファンは、ペンライトを振り上げ、会場を盛り上げていく。次に披露された「Together Somewhere」は、メンバーの米卡と尹浩宇が作詞を手掛けた、全英語歌詞のミドルバラードだ。横一列に並び、INsiderとの絆を確かめるように一つ一つのリリックを丁寧にしっとりと歌い上げる。歌唱力が高く評価されている米卡を筆頭に透き通る彼らの歌声が、会場を優しく包み込んだ。メンバーが左右に手を振るのに呼応してファンがペンライトを揺らす姿は、解散してもINTO1とINsiderの絆は永遠であることを約束しているかのようだ。
後半は「就这样长大」からスタート。ゆったりとしたメロディに優しく歌声を乗せていく。サビに突入すると、壮大なドラミングに呼応するように、パフォーマンスにも力強さが増し、観客の心をグッと掴む。次に披露された「没有拥抱的合照」は、メンバーのルーツである中国語、日本語、タイ語、英語がミックスされた楽曲。背中を見せて一列に並んだメンバーが、歌唱に合わせて、一人一人振り向く演出は、背景に映し出された11人の集合写真をふんだんに使用した映像も相まり、INTO1のこれまでと、これからを表現しているかのようだ。ファンから事前に集めた質問に一人ずつ答えていくコーナーでは、林墨に「一つだけ超能力があったら何が良い?」という質問が。それに対して、林墨は、「やはりONE PIECEのラストがどうなるのか事前に予知する能力が欲しい」と回答し、メンバーも「めっちゃ知りたい」と盛り上がる。さらに、「本・テレビ・映画の世界で生きられるならどんな作品の世界で生きたいか?」という質問がくると、伯遠は、「デジモンのデジタルワールド」と回答し、日本文化への興味の深さを示した。
劉宇が、「サプライズです」と伝えて歌唱したのは、まだ配信されておらず、どこにもパフォーマンスをしていない新曲「I Hate Goodbyes」だ。胸を打つようなバンドサウンドと、「認めたくない別れ」が表現された歌詞は、”INTO1の解散”という目の前の状況にも重なり、会場は涙で包まれた。
日本のINsiderに向けて最後のメッセージ
「初めて歌う曲も披露させていただくなど、とてもロマンチックな場所となりました。ずっとINTO1を忘れないでください。INTO1は永遠です。」(劉宇)
「この2年、僕たちが過ごしてきた時間は、11人のINTO1のストーリーであり、みなさんと過ごしてきたストーリーでもあります。11人がどこでどんなことをしていようと、INTO1という兄弟たちは変わらないので、これからもついてきてください。」(賛多)
「2年があっという間にすぎましたけど、色んな国に行ってコンサートができたのはみなさんのおかげです。ありがとうございました。」(力丸)
「日本にこれるチャンスがあって本当に嬉しいです。僕たちをサポートしてくれてありがとうございます。INsider愛してる!」(米卡)
「2年、待ってくれてありがとうございました。みなさん愛してる。」(高卿塵)
「このような形でみなさんに会えるのはこれで最後かもしれませんが、引き続きさまざまな場で、会うことができると思います。みなさんのことが大好きです。」(林墨)
「INTO1のメンバーの一人としてみんなに会うことができ、とても光栄です。やはり海外に行ってこうしてステージに立つのは以前だと思いもしなかったことです。いつも応援ありがとうございました。外は風が強いから気をつけてください。」(伯遠)
「引き続き、みなさんの方からも応援の声が聞けると嬉しいです」(張嘉元)
「初めて日本にきてようやくみなさんに会えました。とても長い間待たせてしまいました。みんな応援してくれてありがとうございます。愛してる!」(尹浩宇)
「みなさん待ってくれてありがとうございます。INTO1のファンミーティングを見にきてくれてありがとうございます。愛してる。」(周柯宇)
「INTO1最高!!INsider最高!!」(劉彰)
とそれぞれ語った。
最後に、INTO1のデビュー曲であり代表曲である「INTO1」を披露し、大きな歓声の中、幕を閉じた。INTO1がつくりあげてきた奇跡のような物語の続きを、今後11名それぞれがどう見せてくれるのか、注目が集まる。