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「なぜオ・スジェなのか」ファン・イニョプ オフィシャルインタビュー
◆本作に出演を決めた理由を教えてください。
ファン・イニョプ:今まで僕がお見せしてきたのは反抗的で冷たいキャラクターでしたが、今回は正反対の温かいキャラクターだったので心が惹かれました。それから、今まで高校生役ばかり演じてきたので、今回初めて成人を演じるということと、ロマンスドラマだったというのも選んだ理由のひとつです。コン・チャンという心優しいキャラクターを、冷たそうな見た目をした僕が演じてみたらどうかと思い、決めました。
◆最高視聴率10.7%を記録し人気を得ましたが、このドラマが多くの人に愛されたポイントは何だと思いますか?
ファン・イニョプ:ソ・ヒョンジンさんが演じたオ・スジェというキャラクターにたくさんの人々が感情移入したのだと思います。スジェが歩んできた人生は、辛いことも多かったし苦しむことも多かったし、波乱万丈でしたよね。そんな時にコン・チャンと出会い、どん底から明るいところへ這い上がってくるまでの過程を見て、たくさんの視聴者の皆さんが、オ・スジェには幸せになってほしいと願ったからではないでしょうか。また、最初は拒んでいたコン・チャンとの恋愛要素もあったので、楽しんで見てくださったのだと思います。
◆コン・チャンというキャラクターに魅力を感じたのは具体的にどんな部分ですか?
ファン・イニョプ:普通では考えられないほど海のように広い心を持ち、包容力、気配り、そしてどんな状況でも自分が愛する女性のためなら何でもするというところでしょうか。ただオ・スジェだけのために全力を尽くす人物なので、全てを諦めて自分を犠牲にできる愛情が僕にとって魅力的に思えました。親しい友人といる時は明るくてお茶目な、ごく普通の大学生だったので、可愛らしくもあり男らしくもあり、相手によって変化する姿がとてもカッコいいです。それから、抱える心の傷を上手く隠しつつも、それを打ち明けた時、否定的な態度ではなく、肯定的な視点で世の中を見ている姿も見習いたいと思いました。コン・チャンはロースクールに通っていて賢いので、僕もコン・チャンみたいに頭が良くなりたいです。
◆役作りをするうえで心がけたことは何でしょうか?
ファン・イニョプ:僕とは異なる人物に見えるように心掛けました。僕は切れ長の目をしているので、冷たい印象があると思います。でも、コン・チャンを演じる時は、澄んだ瞳を持つ真面目でポジティブなエネルギーを表現しようと努力したところが一番大きかったですね。
◆演じられたコン・チャンとご自身とのシンクロ率は?理由も教えてください。
ファン・イニョプ:物静かなところかな?メイキング映像ではふざけたりする姿が映っていますが、現場ではなるべく明るいテンションを維持しようと心がけています。コン・チャンと一番似ているところは、落ち着いていて静かな部分ではないでしょうか。コン・チャンを演じたことで、もっと落ち着いた性格になった気がします。50%以上似ていると思います。ファン・イニョプという人物がコン・チャンを演じたので、コン・チャンの姿が僕の姿に見えるのかもしれませんね。
◆オ・スジェを演じたソ・ヒョンジンさんと共演してみていかがでしたでしょうか?
ファン・イニョプ:僕の初ロマンスドラマをソ・ヒョンジンさんとご一緒できてとても光栄でした。一緒のシーンでは、とても良いエネルギーをくださって、素晴らしい演技をしてくださるので、それを受けて返す演技をした時、思った以上に良い結果を出すことができました。現場でもすごく僕を引っ張ってくれました。それから、とてもユーモアな方でムードメーカーでした。本当に感謝しています。また機会があれば共演したいです。
◆ソ・ヒョンジンさんとのエピソードを可能な範囲で教えてください。
ファン・イニョプ:ドラマのジャンルが、ミステリー要素があるロマンスなので、法律用語がたくさん出てきます。ソ・ヒョンジンさんとの撮影だけではなく、出演者全員が法律に関するセリフを言う時、冬なので口が凍るほど冷え切ってしまって上手く発音できませんでした。あの滑舌が良いソ・ヒョンジンさんですら、ずっと口をほぐしていました。そういうところが面白かったですね。撮影当時は風も吹いていて、1~2月に撮影をしたので、顔が完全に冷えてしまって口がうまく開けられない状況でした。俳優たちがカイロを顔に当てて温めるという面白い状況でした。
水の中に入るシーンでも…5月頃だったのですが、まだ水は冷たくて。けれど、冷たくないふりをしなくてはならなくて、歯を食いしばって演技しました。僕よりソ・ヒョンジンさんのほうが薄着で、水の中にゆっくりと入って行く場面を色んな角度から何度も撮ったので苦労されたと思います。でも、頑張った甲斐があって、綺麗で悲しい場面に仕上がったので気に入っています。
◆恋敵チェ・ユンサンを演じたぺ・イニョクさんと共演してみていかがでしたか?
ファン・イニョプ:実は僕よりだいぶ年下なのですが、ドラマでは僕の一個上という設定です。でも年下を感じさせないほど、どんな時も素晴らしい演技を見せられるようにいつも台本を持ち歩いていて、撮影のアングルが変わる度に練習している姿を見ながら、とてもかっこいいと思いましたし、年下だけど見習うべき点が多い俳優だと思いました。恋敵として出てきますが、実際にはどうすればスジェとの三角関係をより面白く見せられるかについてたくさん話し合いました。イニョクにはすごく支えてもらいました。
◆キャスティングされたときは全話分の台本が完成されていなかったようですが、イニョプさんが想像していた最終話はどのような内容でしたか?
ファン・イニョプ:脚本家の先生のような深いストーリーは考えられませんでしたが、僕はこんなエンディングを考えていました。キム・ドングがコン・チャンだと知らなかった時、オ・スジェとコン・チャンは良い関係でした。そんな時、過去に自分が弁護したキム・ドングだと知り、コン・チャンから離れようとする瞬間から最終話までの間、キム・ドングに起きた出来事、オ・スジェに起きた出来事が無事解決し、ラストシーンでは料理上手なコン・チャンの手料理をお店で食べながら二人で会話するシーンで幕を閉じたらどうだろうかと想像していました。でも、それよりはるかにもっと素敵な結末を描いてくださっていたので、とても感謝しています。
◆演じられていてご自身が楽しみにしていたシーンはありますか?
ファン・イニョプ:楽しみにしていたというより、心配だったシーンはあります。序盤でキスシーンがありました。今までキスシーンを撮ったこともなかったですし、相手が韓国中が愛するラブコメクィーンのソ・ヒョンジンさんだったので、どうしたらいいのかとプレッシャーを感じました。撮影に入る前に、うがいもたくさんして、隅々まで歯もたくさん磨いて、万全に準備をしたのですが、頭の中が真っ白になってしまいました。その時ソ・ヒョンジンさんが、アクションシーンだと思って呼吸を合わせて、一番綺麗な姿をカメラに収めましょうと言ってくれました。それを聞いて、少しだけ気持ちが楽になって撮影に臨めました。悲しくて美しいシーンに仕上がったと思います。個人的に一番心配していたシーンは、ソ・ヒョンジンさんと初めて演技をする、コン・チャンが初めてオ・スジェとすれ違うシーンです。そのシーンは心臓がどきどきしてしまうほど一番不安で緊張したシーンでした。けれど、素敵な場面に仕上がっていたので感謝しています。その二つが一番記憶に残っていますね。
◆印象に残っているセリフはありますか?
ファン・イニョプ:コン・チャンのロマンティックさとセンスのある気配りが表現されているセリフの「お互いさま」です。
どんな状況も悲しくて困難があるけれど、相手を気遣って自分は大丈夫だという意味を含んでいるそのセリフが、個人的にコン・チャンを最も上手く説明していて、コン・チャンを代弁しているセリフではないかと思います。
◆ご自身のシーンで、一番気に入っているシーンと、その理由を教えてください。
ファン・イニョプ:特定のシーンと言うより、チョ・ダルファンさんとイ・ギュソンさんとのお店のシーンはほとんどアドリブでした。チョ・ダルファンさんの演技は言うまでもないですし、チョ・ダルファンさんに一番初めの演技が最もリアルな感情を含んでいるから、まずはやってみようと言われました。何も計算せず、自由に演じた三人でのシーンがとても楽しかったので気に入っています。
◆撮影裏話や、空き時間の想い出など、撮影エピソードを1つで結構ですので、教えてください。
ファン・イニョプ:オ・スジェが刑事に手錠をかけられて連行される時、僕が自分のマフラーで手錠を覆ってあげるシーンがあります。実は最初そのマフラーの色は黒でした。僕の衣装には黒がよく合っていたので。でも監督に相談して、コン・チャンのその行為はオ・スジェを守るためだったので、黒よりはコン・チャンの澄んだ心を表現できる白にしたいとアイディアを出して色を変えてもらったんです。その部分が上手く表現されていて嬉しかったです。
◆本作はファン・イニョプさんにとってどんな作品になりましたか?
ファン・イニョプ:コン・チャンを演技してみて、自分でも知らなかった感情の深さを教えてくれた作品だと思います。僕はあまり悲しみの表現が深くないと思っていたのですが、 コン・チャンを演じることで表現できる感情の幅が広がった気がします。「なぜオ・スジェなのか」は僕をもう一段階成長させてくれた作品ですし、演技をすることがどれだけ幸せなことなのか改めて教えてくれた作品です。素晴らしい先輩方と共演できましたし、僕は一番演技歴が短かったので、毎日学びに行く気分で撮影現場に行っていました。とても幸せで、二度と出会えない、そんな作品になりました。
◆本作の見どころを教えてください。
ファン・イニョプ:オ・スジェという人物は、とても冷たくて、暗くて、痛ましいほど悲惨な経験をしましたが、そんな人物がどのように変化し、どのように成長していくのかについて注目していただければ、より楽しめると思います。そして一方では、コン・チャンの視点からのオ・スジェに向けられた感情についても感じていただけると思います。二人がそれぞれの立場から、お互いを見つめる姿も見どころだと思います。
◆ドラマの撮影がクランクアップした後にする習慣はありますか?どのようにドラマと日常を切り替えていますか?
ファン・イニョプ:撮影期間を除いて、ほぼ一年間コン・チャンとして生活していたので、コン・チャンをちゃんと送り出してあげることが僕の宿題でした。焦って忘れようとすると、かえって思い出したり、虚しくなるのでゆっくり忘れようと思いました。前は早く忘れるために友達と会ったりして、メンタルを回復させようとしていましたが、今回は少しずつコン・チャンを送り出せるよう一人で考える時間を作りました。意味ある時間になりましたし、思ったより辛くなく、一人でいる時間が心地良かったです。これからもどんな作品であろうと焦って忘れようとせず、十分に理解しながら受け入れて、一人の時間を作っていこうと思います。これからは、一人で自分の好きなお香の香りを嗅ぎながらコーヒーを飲んで夜景を見て、そういうふうに別れたいですね。
◆日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
ファン・イニョプ:皆さん、こんにちは。「なぜオ・スジェなのか」でコン・チャン役を演じたファン・イニョプです。皆さんに僕の大事な作品を見ていただけて本当に幸せです。ぜひこの作品が、皆さんの心に残る大切な作品になってくれることを願っています。お体に気を付けてお過ごしください。
「なぜオ・スジェなのか」
DVDレンタル中/各動画配信サービスでレンタル配信中
DVD-BOX1 発売中 DVD-BOX2 2023年9月6日(水)発売
各¥15,840(税抜価格,400)
発売・レンタル販売元:PLAN Kエンタテインメント
セル販売元:ハピネット・メディアマーケティング
©SBS
【公式サイト】https://culture-pub.jp/lp/whyher/
【トレーラー】https://youtu.be/ob3FlI09YpE
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8月16日に初の日本ファンミーティングを開催! 「夢が叶って本当に幸せ」“ビッグニュースも到着” 【オフィシャルインタビュー/ミン・ウヒョク来日インタビュー】
韓国で最も愛された創作ミュージカル「フランケンシュタイン」「ベン・ハー」に出演し、日本でも大人気の韓国ドラマ「医師チャ・ジョンスク」に出演するなど、今、最も注目の韓国俳優の1人であるミン・ウヒョクの日本初のファンミーティングの開催がいよいよ8月16日(水)に迫っている。
彼は、韓国のプロ野球球団LG TWINSに入団、その後プロ野球選手から歌手、ミュージカル俳優という異色の経歴の持ち主で、その才能は大きく評価され、さらには気さくな姿でトークバラエティ番組などでも人気を集めている。
Netflix非英語圏での瞬間視聴率第2位、世界17ヶ国視聴率1位を獲得するなど大ヒットしたドラマ「医師チャ・ジョンスク」では、アメリカ育ちのエリート医師ロイ・キムに扮し、専業主婦から医師を目指して頑張るアラフィフのヒロインを優しくサポートするという男性を演じた。
今回ミン・ウヒョクが、主演ミュージカルに対する熱い想い、間近に迫った自身初となる日本単独ファンミーティングなどについて語った。
――まずは、ビッグニュースが飛び込んできました。韓国ミュージカル『レ・ミゼラブル』の主役おめでとうございます。今の気持ち、今回の見どころ、意気込みなどを教えてください。
ミュージカル『レ・ミゼラブル』は僕の目標であり夢でした。韓国で4000人以上の俳優がオーディションを受けましたが、自分が合格したという連絡を受けてしばらくぼーっとしてしまいました。多くの俳優たちが望んだ分、最善を尽くして最高の舞台を作りたいと思っています。
――俳優としての活動について。ドラマ「医師チャ・ジョンスク」でロイ・キム役を演じましたが、一番記憶に残るシーンについて教えてください。
ロイは両親に見捨てられ、アメリカに養子縁組されて育ちました。それによって誰にも心を開かない人物ですが、チャ・ジョンスク(オム・ジョンファ)が、夫のソ・インホ(キム・ビョンチョル)が浮気しているのを知りながらも、自分より子供たちを心配する姿を見たロイが家族の真の意味を知ることになる場面が印象的でした。
――アドリブがたくさん入った作品だそうですが···
監督が「俳優が楽に演技をしてこそ見る人も楽しめる」といつもおっしゃっていましたので、台本に出てくる状況に合わせて、もう少し自然な役作りのための努力をしていたらアドリブがたくさん出たようです。
――6月に韓国で最も愛された創作ミュージカル『フランケンシュタイ』『ベン・ハー』のコンサートで来日されましたが、日本でのコンサートやイベントなど、お仕事で来日されたことはありましたか?
6月にBRANDON LEEのコンサートで日本を訪問しましたが、実は日本公演が初めてではありませんでした。2015年にミュージカル「僕らのイケメン青果店~チョンガンネ」という作品を日本で公演しました。その後もキム・ホヨンと共にしたコンサートや、イ・ジフン、チョン・ドンソク、ソン・ジュンホたちと“ファンタスティック4”というプロジェクト・グループでコンサートをしました。日本のファンの方々と一緒に過ごした時間はプレゼントを届けに来たのに、むしろプレゼントをたくさんいただく時間でした。本当に幸せで感動しました。
――6月来日の際、自由時間はありましたか?どこに行きましたか?次回、時間があったら行ってみたい、やってみたい、食べてみたい物などありましたら教えてください。
東京ドームの周辺を観光しましたが、おいしい飲食店も多くて見どころもたくさんありました。日本のラーメンが好きでラーメンをたくさん食べました。特に日本の方にたくさん気付いて下さったことに驚きました。時間があればスーパー・ニンテンドー・ワールドやディズニーランドにぜひ行ってみたいです。
――8月16日に初の単独イベントですが、決まった時のお気持ちや、やってみたいことをお聞かせください。また、日本のファンの皆様へメッセージをお願いします。
日本で公演をする度に単独ファンミーティングを是非やってみたいと思いましたが、その夢が叶って本当に幸せです。今度のファンミーティングを通じてこれまで以上に多くのことをお見せできると思いますし、僕のことをもっと知っていただける機会ができ、一生懸命準備しています。今回のファンミーティングのために初めて歌う歌もあるので、期待してください。
――元プロ野球選手として、ずばり、「大谷翔平選手」をどう思いますか?
大谷翔平選手は僕が一番尊敬している人です。スポーツマンシップはもちろん、人柄と振る舞いが本当に好きです!僕も彼のマインドを学ぼうと努力中です。
――日本のプロ野球の試合は観たことありますか?(TV含めて)印象は?
韓国で、日本のプロ野球はあまり見ることはできませんが、僕は、日本の野球も好きなので機会があればぜひ球場に行って観戦したいです。
――今も野球はされていますか?
韓国でも芸能人野球チームをやっているので時間がある時に野球をしています。
――8月のファンミーティング、10月からミュージカル『レ・ミゼラブル』とお忙しくなると思いますが、日本での活動も徐々に増やしていくと聞いています。それについてお聞かせください。
今回のファンミーティングを機に、今後の日本での活動が楽しみでわくわくしています。たくさんの関心と応援をお願いします。
今回ファンミーティングでは 1部2部の歌も全部違う曲で、はじめて歌う曲や日本語の歌も準備しています。
8/16、笑顔でお会いしましょう!
今回の初めてのソロイベントでは、ミン・ウヒョクオリジナルGOODSの発売も決定!
当日会場でグッズを5,000円以上ご購入いただいた方全員にポストカードプレゼント、さらに抽選で2ショット撮影会やグッズサイン会の参加券などレアな特典も!!
First Fanmeetingを一緒に楽しみましょう!
公演チケット発売中!→ https://ticketstage.jp/woohyuk
■公演情報
ミン・ウヒョク 日本ソロファンミーティング
公演日:2023年8月16日(水)
【1部】:開場 13:45 / 開演 14:30
【2部】:開場 17:45 / 開演 18:30
会場:なかのZERO 小ホール
【チケット】
全席指定 ¥11,000(税込)
※4歳以上有料,3歳以下入場不可
お問い合わせ:woohyuk@risecom.jp.
主催:RISE Communication
■関連リンク
ミン・ウヒョク 日本ソロファンミーティング特設サイト:
https://ticketstage.jp/woohyuk
ミン・ウヒョク 公式Twitter: